南米ペルージャングルにあるイキトスの街に降り立った。
ジャングルで見る夢
ジャングルに滞在すると大抵私は夢の中で手術を受ける。
ヒーリングとかいう優しい感じのものではなくてこれは肉体の一部分の交換。
今回もまたそのパターンだ。
精霊の歌が流れてきた。
何語とも言えないその歌は、女の人の声で、なんだか知っているような歌だった。
私は夢の中で、口から胃袋を誰かにペロンと取りだされた。ちょうど靴下が裏返しになって口から出ている感じだ。
かと思うと、その存在は、今度はそれをチョキンと切断し、そこに新しい健康な胃袋を縫い合わせた。
口の中から私の肉体に新しい胃袋が入ってきた。
ジャングルに滞在するとこういう不思議な手術の夢ばかりみる。。。
イキトスの街は多種多様な植物や生き物の精霊達が空気中にひしめき合っていてそれが体の中に一気に流れむ。
それが歌や音、ビジョンとして現れては体の中を通過し、癒していく。
ジャングル魔女市場へ潜入
大切な娘達へ。将来魔法市場へ万が一にでも買い物に行く必要があるかもしれないから書き留めておくね。ここへは一人できたらダメよ。お金も、パスポートも、カメラも全部撮られてしまうかもしれないわ。現地の強そうな人にお金を払ってちゃんとボディガードをしてもらいなさい。前方と後方。そしたら少しの時間魔法市場でウィンドーショッピングが楽しめるから。ママより
さて、アマゾン川の入り口にあるイキトスの町にある魔法市場へやってきた。ここは日本で言うとなんでも揃うマツキヨや東急ハンズのような場所。
ハンドメイド好きならおそらく「ここにある素材でなに作ろっかな〜」ってテンション上がってクリエイティブな発想が止まらなくなる場所なのである。
そんな市場本当にあるのか?と思うかもしれないが世界にはこういった魔術系市場が結構ある。
私が行っただけでも、メキシコ、ペルー、ボリビア、インドにはあった。
観光客向けにと言うよりかはアマゾンでガチで魔術する系の人向けの市場だ。
それを今回皆さんと一緒に見て回ろうと思う。
イキトスの魔法市場は、貧困層が集まるベレン地区にあってスリなど危険性が伴う。
どこの国でもそうだけど、黒魔術や白魔術、魔法を扱っている商人やバイヤー達がひしめき合ってる市場を日本人の女性一人でフラフラ歩いてたらダメだ。
できればそんな危険な場所には寄り付かない方がいい。
とはいえ、行きます。
私の歩く前方と後方に地元アマゾンジャングルのボディーガードがつきガードすることになった。
さて、準備も完了し、女子の大好きウインドーショッピングの時間だ!
魔女市場のウィンドーショッピング開始
どうです?この品揃え!とりあえず液体系が専門なのでしょうか?
「これなんの蛇皮かなぁ。。生だなぁ。これはコカの葉のパウダーでこれはサンペドロのパウダーで、これはアヤワスカって書いてある。これ粘土に混ぜ込んで妖精人形作りたいな〜。想像膨らむわ〜あれ?このエキスなに?魔法力強そうじゃない?まぁ、防腐剤とかも塗布してないし日本には持って帰れない系のアイテムだなぁ。。」
魔法の薬草の店
私のマジカルクラフト妄想が暴走し始めたため、なかなかウィンドーショッピングは前に進まない。
まぁ、日本と同じで女子のコスメや洋服のお買い物に付き合う男性はかわいそうだ。
案の定、後方をボディガードしていたガイド一人はあきれてどこかに消えてしまった。(お金払ってるのに。)
ほら、だってこんなにいろんなものが並んでたら動けない。
これで何か可愛い魔術的アクセサリーを作りなさい。という課題があったらどんなの作ろうかな?
なんだろうこの架空の魔法授業の妄想が止まらない。
イキトスの魔法市場は薬草市場とも言われる。そしてこの市場には、アマゾンのシャーマンなんかが、調合した魔法のボトルが並ぶ。
それぞれがシークレットなレシピで薬草やヘビなどの動物のエキスなんかを煎じて、作られている。
実際に飲むものから、体にぬったり、お守りとして持つものまでじつにいろんなパワフルなハーブ達であふれている。
体を癒す波動水フラワーエッセンスとかは日本では有名だけど、ここにあるのは、へび、いるか、根っこ。。。エッセンスだけじゃなくて、魔術が入った液体になってる。
ここで買い物するのは魔女やシャーマン。いったいこれを使ってどんな魔法を作り出しているのだろう。
さて、なんとも、グラウンディングによさそうな根っこの魔法の小瓶を制作しているところを市場で運よく見ることができた。
根っこ系の魔法は多くて、もっているだけでラッキーなことが訪れる芋虫みたいな変な形の根っこアラクルン、7種類の根っこで作られた7ROOTS(7つの根っこの酒)頭から毛が生えてくる根っこのリキットなんかがある。
根っこはとてもいい匂いがする。
植物のなかでもこのルート(根)というパーツは直接台地と繋がる部分であり、エネルギーを伝えるパーツだから、グラウンディングの魔法もきっと強力なのだろうな。
毛の生える魔法の薬
水を入れてシャンプーにするバージョンもあるみたい。
(ジャングルの人達ってみんな毛がフサフサだし白髪がないし、これはこの魔法の酒のせいなのか?)
7つの根の酒を勧められる。
(注)海外で酒を勧められた時は睡眠薬などが入っている場合があるのでうかつに手を出してはいけません。
それでは、飲みます。
薄い色の酒はフレッシュで濃い色の根っこ酒は熟成されているらしい。
7つの根といってもシャーマンによって選ぶ7つの根は全部違うらしい。。
私の酒はいったいどんなシャーマンが作ったのだろう。。
明日、ジャングルの奥地行きを控えてるので、ぜったいおなかを壊せないと説明すると
「下痢になって全部でてそれで終わりさ。」
というジャングル的スッキリな解答。
「グワワワwワ。アルコール度超強い!」
なんだろねこれは泡盛?テキーラ?
ドライバーがこの酒を飲みすぎて運転不可になったので、途中でガイド交代することに。。。。
はい。再びマジカル薬草露店
アヤワスカ、コカ、マテ、チャクルーナ、キャッツクロウ、サングラデグラド、パロサント、色んな根っこ、幸運を呼ぶヘンルーダ、ミルラなどの樹脂。。。。骨、皮、足、手。。。
「ワニの手携帯ストラップ?」
ちょっと乾燥させたワニの足にエポキシ粘土で金具がとりつけられているキーホルダー。湿度には要注意だ。これ本当にキーホルダーとして使っている人いるの?と思っていたら、これにさらに蛇のしっぽがついた自分のキーホルダーを取り出して見せてくれた。
「使ってるんだ。。。なんかコーティングとかしたほうがよくないですか?」
イキトスでは動物をそのまま干しただけの素材で土産物アイテムが製作されている。
ジャングルの食材
マーケットの奥深くに歩いていくと今度は薬草市場に並んで食材市場。しかし、地元の食材すごい。(衝撃すぎるのでモザイク入ります)
巨大なまず、カメなんか、もうバラバラに分解されて、食用に販売されてる。鶏肉的な感じなのだろうか?
あの白いのはカメの卵。鶏の卵より大きくて丸い。
ちなみに最後までテーブルの上に並んで売れ残ってたパーツは、カメのペ○スだった。
もしジャングルの人と結婚して、ジャングルに住むことになっら、夕食の食材のを買うのはここなんだな〜。
お姑さんとかに、リスト渡されて、ワニ買ってきてとかカメよろしくとか言われるんだろうな。
カメの肉じゃがとか、ワニの唐揚げとか?料理中に気絶しそう。
色々な意味で想像してたら衝撃的だった。
さてさて、今日はこのくらいにしてジャングルの魔法市場を後にします。
何か気になる魔法のアイテムとかありましたか?
ここには何回か足を運ぶことになるのでまた魔法市場のアイテムをレポートしますね。
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