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アヤワスカ?ジャングルでの儀式でパラレルを彷徨う。

私の大切な娘達へ。お母さんのやらかした旅の失敗談をここに書き留めておきますね。いつか一人旅をする年頃になったら、どうかこの記事を見つけて。危ない目には合わせたくないけど、一人旅はして欲しい。自分の身を守りつつ少しずつ経験し、やばいことになる前に引き返す判断力や直感や好奇心に従う冒険心も大切だと思うよ。人生は知らない土地を旅するようなもの。人生を楽しんでいくために死なない失敗をたくさん繰り返して、少しずつ生きていくためのスキルと経験を積んでいきなさい。ママより。

ペルーのジャングル、イキトス街には観光客向けのアヤワスカの儀式をうたったイベントがたくさんある。この街に来る観光客はその体験や治療が目当てだったりもする。

アヤワスカというのは植物の樹木のことであり、植物の精霊と繋がる儀式にこの樹液とその他のハーブを混ぜたものを飲み、ビジョンを見る。

またその儀式そのものをアヤワスカと呼んでいる。

私は観光客向けの儀式ではなくて、民間のシャーマンが行うアヤワスカの儀式が実際どういうものなのか体験してみたかった。

そのチャンスがやってきた。

というよりかはジャングルの奥地でたまたますれ違った人に

「あなたは誰ですか?」

と尋ねたところこの周辺の街の呪術師だということで急遽セレモニーをお願いしたのだった。

ロッジよりさらにジャングルの奥に歩くこと一時間半。ジャングルの中央、そういわれる場所がある。

ガイドと私はそこへ向かうことにした。

夕方4時、まだ暑いジャングルをジャングルの中央に向かって歩きつづける。

日が暮れるまでに、ジャングルのセンターにつかなければならない。

丸太をいくつもわたり、沼地を超えた。

物凄い蚊が襲ってくる。

頭から虫除けネットで顔を覆うので、視界がさらに悪い。

月の明かりで葉が白く輝きだす。それを目印に前に進む。

疲れと厚さで、頭の中がグラグラになったころ、ようやく、その中心のジャングルの中心と言われる場所に到着した。

丸太の梯子をよじ登って、屋根つきの高台になっている場所へ登る。

時刻は午後6時。

そこには簡単な作りのセレモニー用の、スピリット達と交信する場所が作られていた。

床は高床式になっていて地上から2メートルくらい高い位置にある。

壁がなく、虫除けネットもない。

そしてもちろんトイレもない。

やがて、シャーマンが、猟銃用の鉄砲をもって現れた。きっと危険な野生動物がいるのだろう。

セレモニーのメンバーがジャングルの中心に集まった。

とは言っても

ナタを持つ男のガイド。(もともとは街のホテルのポーター)
鉄砲を持つシャーマン。(ジャングルでたまたますれ違った見知らぬ人)

そして、直感と強運が武器の私。

大丈夫だろうか?

シャーマンは薬草をひたした酒を飲みながら言った。

「いままで水を飲んだことはない」

大丈夫だろうか?

ペットボトルに、聞いたことのないトエという薬草の液体がはいっている

トエの植物

「本当に、儀式は10分で終わるんですよね。」

「そうだ。」

シャーマンが言う。

やがて、タバコと葉でなにやらグリットを作りはじめた。

ジャングルにあるタバコはナチュラルタバコといわれ、日本で販売されているニコチン入りのものではなく、薬草で作ってあるタバコで、シャーマンが儀式に使うための必須アイテムである。

↑イキトスの市場にはシャーマン用のナチュラルタバコが売られている

やがてセレモニーがはじまった。

あたり一帯、ナチュラルタバコの匂いとシャーマンの歌が漂う。

ナチュラルタバコが手渡される。
たばこの煙を、自分の体に吹きつけ、浄化するようにいわれる。

シャーマンがながいこと、呪文をとなえつずけたお椀に注がれた液体を飲む。

それは、たばこを、ジューサーにかけて、草と水と呪文で割ったような、最悪の味だった。

「もう二度ととのみたくない!タバコは飲むもんじゃない。」

数分が、たったのだろうか。。。

「なにもおきない。」

そう思いながら、目をつぶると、頭の中に浮かんでくる「逆さまの一つ目」にただ見つめられていた。

そして「菌糸の拡大模様みたいなイメージ」をひたすらおう。これが何を意味しているのだろうか?

あぐらをかいて座っていると、やがて、蛇のようなウネウネした細かい波が
体に上がってきた。

生き物のように這い登る細かいバイブレーションは、私の体を小刻みに前後に揺り動かす。

やがて、手と足は重くてうごかなくなった。

ますいをしたかのように、話ができなくなった。

遠くでシャーマンが何か話しかけているのがわかった。

もう一杯飲めとかなんとか。。。

「手渡されたお椀いっぱいの薬草を飲む。」

人間の体というものが、重くて重くて、とても負担でいやになっていた。

頭が重くなって、首からカクンと頭部が後方に折れ曲がってしまった。

ポカンとあいた口と背骨が一直線になり、息とともに、まるでなにかが出ていくかのような気がした。

どれくらいたったのか、

やがて、ゴホゴホ。と咳き込み、

ゴエー!と女とはおもえないほどに大きな声で叫んで
ついでにオエーッと眼にはみえないなにかを吐ききって我に返った。

「あーはずかし。なんだったんだ???いまの咳と叫び。。。お嫁にいけないじゃんwww」

ここからが、第2ラウンドの始まりだった。

我に返るとなんだかとても喉がとてもかわいてきた。
水を飲もうと思って、コップに手を伸ばす。

ここからが大変だった。

「あれっ?触れない。」

スカッスカッ。

コップに触れようとすると私の手がコップという物質を通過してしまうのだ。

「一体これはどういうことだ?」

そこらへんに置いてある日用品すべてを触れることができない。

まるで私のいる次元と、見えている物質の次元が一致していないようだ。


私は肉体を持たない幽霊になってしまったかのよう。

私は、リアルに見える物質にかすることも触れることができなくなっていた。

水がのみたくてしょうがない。

コップの取っ手をなんども握ろうとするのだが、触れることが一向にできない。

おかしいな、距離感がはかれないのかそれとも私の眼がおかしくなったのか。。。

なんども挑戦するが空振りで、結局コップの取っ手をつかむことすらできずに諦めた。

今になってみれば、あれは幻覚だったと気づく。

頭がスーパーリアルな幻想を作り出し、その中に入り込んでしまう。

もし、私がセレモニーを行うシャーマンだったらあらかじめこういう貼り紙を壁に貼る。

ぶっ飛んでしまった人がパニックにならないためだ。

「あなたは、今、幻想の仮想世界にいるので、この世界に存在してはいません。そのため、とてもリアルに見えますがこれは幻想です。そのためすべての物質にふれることはできないシステムになっています。水はもうしばらく諦めて。」

ちょっとだけ幽霊の気持ちがわかった。

そう彼らは、自分が作り出した世界の中を彷徨っている。水が欲しいというのが欲求だと例えると、それぞれがその欲求を叶えるために、必死に幻想の世界を彷徨っている。

これが実在の世界と決めつけて別次元にいることをわかっていないのだ。

私もそうかもしれない。

私は水を飲むことをあきらめて、しばらく眠った。。。

やがて、セレモニーの高台の上を何かのアニマルがダダダダダ。。。

と走り抜ける大きな音がしてびっくりして飛び起きた。

ここからが、第3ラウンドの始まりだった。

「なに、今の、アニマル?」

おぉきな音にびっくりしてシャーマンに聞く。

夜中の3時くらいだろうか。。。

動物の気はいを感じて、高台の上を見渡すとガイドさんの異変に気付く。

そういえば、一緒にセレモニーに参加していたガイドさん。

おさるの子供が憑依したみたいに、見えない何かをひたすら手のひらに集めはじめ、私のバックの中からも見えないなにかを拾っい集めているではないか。。。

そ~っとバックの中の洋服をひっくり返したりして。。。

そして、座り込むと、小さな声でずっとだれかと一人でしゃべってる。

ときどき、ナイフもって放浪したり、拳銃を貸してくれって言ったりしててかなり、やばい。

猿がナタを持っているところを想像して欲しい。

ジャングルで観光客がセレモニーに行って殺され、そのまま帰ってこない人たちがたくさんいる。という。

レイプ、殺人、強盗、ブラックマジック。。。。

なるほど。こういう環境では確かに殺されてもおかしくない。

なぜなら悪気や恨みがもともとあるわけではない場合でも、ハプニングで殺されてしまう場合もあるからだ。

「ガイドさんが大変なことになってる。なんとかしてあげて」

シャーマンに言ったが、薬草酒を飲みつづけているシャーマン、それを眺めて楽しんでいる。

ほっとくと、何かに呼ばれたかのように、歩きだすガイドさん。

高台から落下しそうになるので、ひきもどして、座らせる。

数秒後、すぐ起きあがって徘徊しはじめるので、またひきもどして落下しないように見張りつづける。

2.3時間はめんどうを見ただろうか。。。

このままもとにもどらなかったら、えらいことになる。


はやく、ガイドさんに入っている猿のスピリットを追い出してガイドさんのスピリットをもとに戻すようにと頼む。

シャーマンが呪文を唱える。

最終の儀式が終わるとやがて、ガイドさんのスピリットが体のもとに戻ってきた。

なんだ、やればできるんじゃん。

「あぁ、よかった。このまま廃人になるかと思ったよ。」

(注)ジャングルには沢山の魔術を使えるシャーマン達がいます。皆人間なので欲望やモラルなど完璧でない部分があり、中にはよからぬことを考えている場合もあります。クチコミなどで本当に信頼のおけるシャーマン以外の所にはいかないでくださいね。ツアーに組み込まれている信頼のおける観光客用のシャーマンのほうが断然安全です。そもそもぜったいに一人で、知らないシャーマンの所へ行ったりするのは、いけません。良いこは真似しないでね。

ガイドさんからあとで聞いた話。

ガイドさんはたくさんの何者かがあちこちから話しかけてくるので、それに答えていたそう。

それから高台から4階落下した記憶がある。。。とも言っていた。

真夜中の、「どどどどど。。。」

という音は、ガイドさんが落下した音なのかもしれない。

ガイドさん:「シャーマン イズ ノーグット」

私:「そうだね。儀式10分なんかじゃおわらなかったよね。」

やがて、日が昇ってきた。

外を撮影しようと、カメラを構えるがいっこうにピントがあわない。

「あ!カメラ壊れた!」

そう思ったが、壊れていたのは私の脳だった。

視力が低下し、近場のモノを見るのに焦点がさだまらない。ガイドさんも同じだった。

あぁ大変なことになった。

薬草のエキスで脳が損傷したに違いないそう思った。

あとで聞いたら、ジャングルではさまざまな精霊の儀式がある。

有名なのがアヤワスカである。

エクアドルでのアヤワスカの儀式体験記

アヤワスカは、アヤワスカとそのほかの薬草を煮出した薬草汁で、ビジョンを見る。不思議なことに、皆みるものが統一されていて、アヤワスカの木や植物が伸びるビジョンや、鮮やかな色彩、アナコンダ(蛇)、精霊、花、などを見、カエルの鳴く音を聞く。

訓練されたシャーマンは、患者の体についてや、フォーカスした人物の過去、未来、現在を映画のように見、真実をしることができる。

それを、患者の問題や治療に役立てる本来神聖な儀式である。

それは、よきシャーマンの元で、小さいころから定期的に儀式で少量づつ薬草などを飲み、ジャングルで育つ、訓練された者ができることである。

ちなみに、セレモニーの中で、

強力な順から、トエ→アヤワスカ→カマロンガ。

で、ほんの少量しか取り入れてはいけないトエをお椀2杯ものまされた私は、それがぬけるまで、2日間視界がさだまらなかった。

儀式で使われる薬草は、そのひとの接種量を超えると、死にいたる非常に危険なものとなる。

確かなシャーマンを慎重に選ばなければならない。

セレモニーで外人が死ぬという話はよくあるらしいから。

シャーマンとは、神ではない。いい部分と悪い部分を持ち合わせた同じ人間である。何か特別なことができるからといってすべてが正しいわけではない。陰と陽の魔術を使う魔法使い。

シャーマンが悪かったわけではない。

きっと誰かにとっては病気を治しただろうし、ガイドさんや私にとっては危なかった。

私はいつも、“私に必要な出来事と学びに導かれますように”と思って旅するけど、単なる、私の選択ミスで、こんな危険度の高いあぶない橋は二度とわたりたくないと思った。

でもこの経験がなかったら、もっと危険な出来事に巻き込まれていたかもしれない。

それがこの儀式で学んだこと。

この経験が、後にどう繋がっていくのだろうか。。。

それでも無事生きていたことに感謝である

これが私の体験した幻覚の体験談。

さてさて、私は、まだ少し猿が憑依しているナタを持ったガイドさんと、薬草酒でグダグダに酔い潰れたシャーマンを連れてこの場所からロッジまでのジャングルの長い道のりを帰らなければならなかった。

丸太の橋を酔っ払った拳銃を持った男と、猿になったナタを持った男の二人の手を引きながら渡り無事セレモニーは終了したのだった。

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KINUKA魔法の道具屋ROOTPEOPLE運営 魔法の杖製作アーティスト
世界の魔法を巡る旅をしながら作品制作活動をしています。 職業は魔法の杖製作アーティスト。エネルギーを魔法の杖という物質作品に表現するのが私の仕事です。 このブログのタイトルであるマジカル アドベンチャー ガイドは実際に旅をする上での情報の参考には全くならないかもしれませんが、これから先、何か始めようとしている人達へ冒険に繰り出すきっかけになればと思っています。 世界は魔法に満ちています。私のマジカルアドベンチャーを一緒に旅している気分でぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。