ジャングルでおかしな儀式に参加したために、本格的に私の体調を心配しはじめたルビーちゃん。
薬草を3日間蒸したりにたりして、黒い薬草の液体をつくった。
これでシャワーをして体を清めると、悪い魔法やエネルギーがでていくのだそうだ。
悪いエネルギーを追い払う葉を中心に、ラッキーがくる魔法の葉などが12種類ほど。
昨日、病院で現実的対処(血液検査)をしたので、今度はエネルギー的対処方法を試みるようだ。
ところで、なぜ、そんなに薬草や魔法の知識が豊富なのか聞いてみた。
ルビーちゃん:
「実は、アヤワスカのセレモニーなんかをやらなくても、7日間の断食のあと、
自分が知りたい真実を映画のように見ることができる。ここイキトスの町では、黒魔術がすごくて、何度も危ない目にあった。昔、世話になったシャーマンが、もし、自分が死んでも自分で魔術が使えるように私に伝授してくれた。
だからすごくべんきょうして、強くなった。困っている人を助けようと思った。
でも、みなが恐れると思って秘密で自分だけに魔法を使ってる。」
「7日間断食できる」っていうところが、魔法使いに値すると思う。よっぽど根性と体がつよくなければだめだ。
そういうと、半分に割った巨大なレモンを持ち、ブツブツ呪文を唱えながらそれで私の体をこすりあわせる。。。それも、念をこめて。
蚊にさされてブツブツになってるところが痛い。
悪い部分が泡立つのだそうだ。
ルビー:「あなたは首元から胸にかけてだけ悪いね。」
そのあと、頭の頭皮や髪の毛にもレモンの果肉をこすりあわせた。
人間すりおろし器になったみたいで、正直いって痛い。
黒く染めた髪もきっと抜けて茶色になることだろう。。。
レモンで体の隅々までブラッシングしたら、こんどは3日間かけて作った黒い液体を頭、髪、体へぬりこむ。
「3日間体洗っちゃダメ。そしたら、すべてよくなるからさ」
髪を自然乾燥させながら、夜のイキトスの町をトゥクトゥクで駆け抜ける。
途中で、ポィっとブラッシングしたレモンが入ったビニール袋を道路のわきに投げ捨てた。
「あれは悪いものを拭ったから、家から遠い外へすてなければならないの。」
そして、来た道と違う道を通って帰った。
それにも、悪いものを払いさる魔法のルールがあるらしい。
これから数日後、私の体の調子はまさかの回復をすることになる。
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