大切な娘達へ。アマゾンジャングルのイキトスの街ではピンクドルフィンの歯が売られているの。でもそれは黒魔術がかかっているから絶対買ってはダメよ。黒魔術っていうのはね誰かの欲望を達成するために使われる魔法よ。あなたの意思とは関係なくそのように仕向けられるよくない魔法。気をつけなさい。ママより
を私は、「ピンクドルフィンの歯のペンダント」をつけて、アルマスの広場をはなれ、ジャングルの川の上に浮かぶ、土産物やへと入っていった。
ジャングルの奥にあるロッジへ行く前にお友達になった店員さんがいて、とても心配していてくれたので無事帰ってきたことを報告に顔でも見せようと思った。
アマゾン川の水上にたてられたみやげもの屋である。
そこはスクエア状になっていて、なんだか不思議なみやげものがたくさん並んでいる。
クネクネの木、アヤワスカのペンダント、シピボ族の描いた不思議な布、木の樹液で描かれているここイキトスの町ヤジャングルに伝わる伝説。。。
その店は、なぜか、すごく見つけにくい奥まった場所の一角にあった。
そこに赤い鳥ののオブジェを見つける。
赤いオウム?」
昔、その土地を癒す自然界のバランスを整える魔法を夢でならったとき、この赤いオウムがオブジェがの一番上に掲げてあった。
このオブジェになんだかとても重要な意味を感じていた。
私:「ブエナス タルディス。」
土産物屋さん:「ちょっと店を見ていてくれない。今、君の友だちよんでくるから。」
まだペイント途中の木製の真っ白なオウムがそこにあった。
私はその、まぼろしの白いオウムと待つこと数十分、彼女がやってきた。
彼女の名前はルビーちゃん。
ルビーちゃん:「あなた生きてた。本当に無事でよかった。たぶん、あの日本人連絡ないから死んだんじゃないかと心配して旦那ののベトと話していたのよ。絶対にセレモニーを受けないでほしいと思ったから何度も電話してたの。」
。。。もう遅かったが、なんとか、無事に返ってきた。
ちなみに、ジャングルに入ったら携帯電話は繋がらない。
ペルー人のルビーちゃん。(シティ出身)
大きな旦那さんベト君。(ジャングルの奥地出身。)
の不思議な夫婦。
私の胸のペンダントを見るなり、
ルビーちゃん:「そのペンダントはちょっと外したほうがいいよ。それはピンクドルフィンの歯でしょ。女性はそれを身に着けちゃだめ。
ここイキトスにはさまざまな魔法があってピンクドルフィンは特別な魔力をもっているから浄化したからでないと。。。話すと長くなるけど。。。」
ピンクドルフィンにまつわる、伝説がたくさんあるイキトス。ピンクドルフィンが特別っていうのはよくわかる
↑右、普通のドルフィン。左ピンクドルフィンの歯
「ピンクドルフィンはね、ブラックマジックに使われることがあるの。その歯の粉末やオイルを使ってね、悪い男が、相手の意図と関係なしに、相手を好きになるように魔法をしかけることができるのよ。イキトスにはそういったたくさんのブラックの魔法があるから気おつけて。」
やたら魔法に詳しいルビーちゃん。
私:「私、浄化された、ノーマルなピンクドルフィンのペンダントほしい。」
ルビー:「いくつかのシャーマンは、そういったこともできるわよ。
スピリットにいろんな土地の言葉をつかって話をするの。そして見るの。」
ピンクドルフィンはなかなか手に入らない。持っているのはシャーマンで、表にはまず並ばないそう。ルビーちゃん、いろんなシャーマンの知り合いがいるので探してきてくれるとのこと。
そうこうしているうちに、
サードアイの魔法とピンクドルフィンを買った兄ちゃんにばったりあう。
ルビー:「ちょっとあぶないじゃないの、ピンクドルフィンを売りつけるなんて。」(スペイン語)
私:「おぃおぃ。私が、あなたを好きになるような、変な魔法えを仕掛けてないだろうな。」(日本語)
露店兄:「イキトスの人はピンクドルフィンの魔法をしっていて、みな買わないからツアリストにしかうるしかないだろ?」(スペイン語)
ルビーちゃんがいう、偶然にもこの人、隣の部屋の住人で知り合いだそうだ。
ルビーちゃん「大丈夫この人そんなに悪い人でないからごめんね。」
いろんなマジックが交差する町イキトス。
しばらくしてから、ルビーちゃんに聞いた。
「ところでさ、腕に変な魔法かけられた気がするんだけど。。この魔法なにかわかる?」
腕のブレスレットの結び目を見せる。
ルビーちゃん:「あ!その結び目の魔法、エル・ヌード・デ・アモール!って言う“愛の結び目の魔法!”男が自分の女にするために、しかける悪い魔法よ!」
私:「あぶないなぁ。南米の男子。魔術使ってきやがる。あやうく魔術で私のハートを捕られるところだった。パスポートとかカメラ盗まれるよりもあぶないね。」(笑)
私は、自分のプロテクションように、目の形をした、真実を見る目の結び目をつくった。
ルビーちゃん:「それさぁ。額の第三の目につけるんでしょ?ね?ね?」
私:「そうだねぇ。額につけていたら、きっと一生だれもよってこなくなるね。」
その後、魔法に詳しいルビーちゃんと、旦那さんであるジャングル育ちの大きなベトちゃんにすぐに魔術をかけられてしまう、あぶなっかしい日本人である私は保護されることになる。
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